風水コラム 第19話徳という知恵お金は神からの霊感であります。「よくお金がないから商売に失敗した」といいますが、それは間違いであり、知恵がないから失敗するのです。知恵とは「知る恵み」と書きます。いくらいい学校を卒業しても、それは知識が豊富になったことであり、知恵とは全く性質が異なるものとなります。 本当の知恵を学ぶには、社会教育が最も大切であります。職場や家庭、社会からの人間関係により生ずる様々な疑問や問題点から学び、 また、人知を超えた神仏からの教えなどにより体得できるものは、計り知れない知恵となります。そこには本来、人が正しく生きるための真髄の教えがあるのです。 平気でゴミを捨てる、ツバや痰を吐く、暴言を吐く、公共の場でさえも履物を揃えない、 身体障害者用の駐車スペースに平気な顔をして車を止めるなど、 人としてのモラルの欠如が世の中に横柄しております。 それらの因果は確実に形となって現れます。その代償が健康やお金、仕事、家族などに悪影響を及ぼすことになります。その時点で自分の愚かさに気づけば良いのですが、それでも気づかない場合、天はゲンコツの雨を降らし、これでもかこれでもかと負の連鎖を与えるようにします。場合によっては後世まで続くこともあります。それが不運というものです。よく運がいいとか悪いとかといいますが、それは日頃の生活態度の積み重ねの結果なのです。 「辛い」と「幸せ」とは「一」があるかないかだけであり、この「一」が意味することは、原点と時間であります。初心忘れべからずして、有意義な時間を過ごし感謝報恩の精神を心がけ、自分を取り囲む多くの人や物、自然に心から有難いと思うようにならなければいけません。困ったことが起きてもそれ自体に何らかの意味があり、それを感謝に変えることです。 それが人としての成長や魂力を上げる糧になっているのです。それに気づいた時、知恵が宿り運命が変わりはじめ起こる現象も大きく変わっていくことになります。 第18話 与力 第20話 溌溂颯爽(はつらつさっそう) |