風水学とは
悠久の歴史の中、古来中国で発祥した環境学といえます。
大地の持つ気をいかに取り入れるかが風水本来の形となります。 風水は大きく分けて、「陽宅風水・陰宅風水・風水地理」から成り立っています。陽宅とは一般の建物をいい、陰宅は死者を祭る墓宅のことで、風水地理は大地や山・川における風水のことをさします。 「生気は大地にあって、万物を育む」をいわれるように“気”は生命の源になると考えます。風水の盛んな中国・香港・台湾などでは、国家や企業の建造物は、風水を活用することは良く行われています。 歴史の中では、都や宮殿を造る時は優秀な風水師が呼ばれ風水師の考えが多く取り入れられています。しかし完成された時点で風水師が抹殺されることもあり、これは戦国時代に敵方に就いた場合のことを考えて、風水を使用させないようにするためです。 当時から、これほどまでに風水が浸透し絶大なる力があったことは驚かさられます。 日本でも平安京で有名な京都の都造りや、江戸幕府で有名な徳川家が風水を君臨したことは、有名な話です。なぜ徳川家康が関ヶ原の戦に勝ち都を当時何も無かった江戸(東京)に移したのか。そして四〇〇年余りたった現在でも東京は国際都市として発展したのか。その謎を解くには風水学を探求すれば答えは出てくると言えるでしょう。 徳川家と風水気とは何か?
風水の謎を解くには、「気」そのものを知ることが必要不可欠となります。
いかなるものも、気を発しています。この気の強弱そのものが、あらゆるものに影響します。 人の気と書いて「人気」となります。人体から良い気が発しれば、自ずと人気が出、結果、人が集まり信用が、上がり仕事や家庭などさまざまな運に影響を及ぼすことになります。この気を体内に取り込むには風水を活用します。 建物や土地、山や川、花やペットなど生活を取り囲むあらゆる環境の中でいい気を上手く選択し、使い分けていくことが気を活性化させるポイントとなります。 これを「生気」といいます。生気が陰陽の陽を表し、反対の陰が「死気」となります。簡単に言えば生気のあるものを生活の中で取り入れるようにします。 今お住まいの環境をチェックしてください。生気のあるものはどれだけありますか。 枯れた花や木、造花やドライフワー、剥製(はくせい)や壊れた電化製品や家具・・・これらは皆、死気を生ずるものとなります。以外と多いことに驚かれると思います。 このような環境にいると、性格が暗くなり人も近寄り難いことがあります。いわゆる陰気な人です。 「陰は邪気を招き、陽は福を招く」というのが私の持論でもあります。これは最初からその人の性格がそうだったのかといえば答えはNO!生まれ育った環境がそうさせたと言えることにもなりかねないのです。これも死気の影響だと考えます。気をひとつの生き物だと想像してください。死気は鬼のような格好をし、人々を脅かす凶悪な性格をしています。反対に生気を布袋様のようにいつも笑顔をたやさず陽気な性格で幸を運んで来てくれる徳のある性格。 風水では、「暗い顔をしていると福も近寄って来ない」といいます。 要するにツキにも見放されるということです。 環境によって死気を無くし、生気を取り入れることが出来るのなら、風水を生活の中で上手く使用することが運気向上の糸口にもなっていくことになるでしょう。 なぜ今風水なのか?
中国では、次のような言葉があります。
「一命・二運・三風水・四積陰徳・五学問念書」。 人生に於ける成功も失敗も天命により左右され、2番目に巡り巡ってくる運を掴みとれるかどうかであり、3番目に風水により決まる。そして陰徳を積むことは4番目となり、勉強することは5番目に有効であるといいます。 しかし、これを別の視点から見れば、一生懸命勉強をし、陰徳を積み良い風水に恵まれれば、やがて幸運をつかむことができ、天命を改善することもできるということです。 どう読むかは、その人の心の心眼にかかっているといえます。ここでは3番目の「風水」に主点を置き、風水を活用した人生の成功論をみなさまに伝授していきたいと思います。 風水では、気の流れは20年ごとに変わるとされ、2004年〜2023年は、風水暦第八運となります。新しい時代の始まりであり、人生の勝組みとなるか負け組みとなるかの大切な時期といえます。第八運は「再生と保持」という意味があり、経済や自然環境の再生、それを持続する力が芽生える時代となります。方位は「北東」に生気、南西に「死気」が入るようになります。 日本の地形は、北海道から九州沖縄にかけ、北東から南西に長く形成されています。まるで、鳳凰(ほうおう)がいかにも天に飛び立つ形となっています。このような地形を風水地理では、「飛鳳朝天形」(ひほうちょうてんけい)といいます。 北東に生気が入るということは、日本の国運にも影響し良い方向なり新しい時代の幕開けになります。景気回復、株価土地の上昇、経済的にも潤うことになり、バブル時代の到来も考えられます。 では、個人的にはどのように風水を活用すれば良いのでしょうか?まず、移転を考えている人は迷わず北東にします。今年から20年の間に、生年月日から割り出した時期・方位が北東とかみ合う時が必ずきます。この時にオフィスや自宅の移転をするのです。大地の気の恩恵を受けることができ、ビジネスの大成功など人生が大きく変わることもできます。 私が2004年の2月に名古屋市内でIT関係の会社を経営されている30代の男性から、「業績不振でこのままでは潰れそうだからみてほしい」と風水鑑定の依頼を受け、さっそく現場まで出向き風水鑑定をした所、入口が南西向き、すぐ前にガソリンスタンドがある。八運の南西は死気方位となり、八方位の中で一番気が入らない方位であります。ましてや、ガソリンスタンドあることで「危険・恐怖心」が無意識に心の中に入るのです。また、社長の机の向きが「絶命」とうい凶方位にあり風水的にはよくないと判断しました。四柱推命などの鑑定で時期方位を割り出し「すぐにでも北東に移転し事務所を変えた方が良い」とお伝えいたしました。 その方は、半信半疑で考えた末、思い切って私のことを信じ移転を決断されました。ツキを呼び込むには、思い切った行動も必要なのです。あれからわずか数ヶ月しかたたないのに、「業績が上向いてきた」という吉報があり改めて風水のすごさを実感しました。 北東はご存知の方もおられると思いますが、「表鬼門」となります。これは、気学の独特の考えがあり決して犯してはならない方位だと考えられてきました。この考えは世界中で日本のみであり、風水では鬼門という言葉すら存在しません。 鬼門については、改めて別の機会に説明させていただくことにしましょう。 さて、北東の運を高める身近な手法として「物運高」(ぶつうんこう)があります。物運高とは字のごとく「物によって運を高める」ことをいいます。北東は八卦の自然象意で「山」を意味しますので、縁起物の赤富士など「山をイメージした絵」、「北東の山で採れた石」を、家やオフィスの北東方位に飾ります。それらは単なる物でなく、波動エネルギーを室内に放出し生気を持ったモノと変わるのです。また、北東方位の北北東(丑方位)は、モノを蓄積するパワーがあります。貯まってうれしいもの「お金、財布、名刺入れ、契約書、印鑑」など貴重品を金庫に入れておきます。これを牽牛財気(けんぎゅうざいき)といいます。更に牽牛財気を高めるには、金庫が写るようにすぐ横に鏡を配置し、水晶やヒキュウ(財気を集める神獣の置物)を金庫の中や上に置きます。「山」と「牽牛財気」を上手く活用することで、大きな変化をもたらすことができるのです。 最後に北東は「変化変動、友人、知人、蓄積」の運があります。ビジネスや人生に行き詰まりを感じている方は、良い方向に運が変化し、付き合う友人や知人が変わり大きな財を得ることもできます。 北東の運を高めることで上昇運に乗ることができ、風水のパワーを実感されることになるでしょう。 |