風水コラム　第17話

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環境こそが人生開花の元

人が豊かになるには、物やお金あればいいというものではなく、心が満たされていなくてはなりません。心と密接な関係を持っているのが、環境といえます。「運は環境によってつくられる」。この言葉の意味が風水の真髄です。

環境とは、自分を取り囲むすべてのものであり、壁紙一枚から家具、間取り、形、庭、色彩、匂い、そして家族もそうです。いつも文句や愚痴ばかり言う人と一緒にいれば、気分が悪くなります。

また、いい景色を見れば感動しますし、きれいな花を見れば思わず「きれいだなぁ」と口に出しているものです。これは外からの情報を、心で受け止めた結果といえます。人の心の動きは、環境によって左右されます。環境がつくりだす気のエネルギーを人は無意識に読み取り、それが心や運、そして人生を形成するのです。経済的に苦しい人は、貧乏な気が家にあり、病気で悩む人は、病の気を放つ家に暮らしています。すべては気に関係があると言ってもいいでしょう。人は心によって行動し、行動が結果をもたらします。「なぜ自分ばかりが、苦労しなければいけないのか」と思われる方も、多くいらっしゃるでしょう。

その元を追求すれば環境にあり、いい環境をつくることで、おのずと人生がよくなっていくこともあるのです。外壁が汚れていれば色を塗り替えたり、庭に木や花を植えるのもいいでしょう。

「水周りは金回り」といい、トイレが傷んでいればリフォームすることで、お金の流れもよくなっていきます。まずは新しい流れをつくるために整理整頓をし、家具の配置を変えたり、新しい絵を飾ったり、癒される置物を置いてみてはいかがでしょう。満足のいく人生を過ごすには、自分が変わらなければなりません。変わるということは、新芽が育つように新しい生命が宿ることになり、それが運命を変えることにつながっていきます。変わるきっかけが住環境であり、その手助けをするのが風水といえます。

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