|||　風水堂　|||

2010年4月、過去の集大成ともいえる「風水モデルハウス」が岐阜県北方町に完成しました。
この家を造るあたり約2年の歳月をついやし、いかに人に喜びを与える家にするかを探求し、多くの人の協力があり、ついに形となってできあがったことに感謝いたしております。

風水で造る家の目的は、住まう人に感動と喜びがあり、人生を最高に演出してくれるステージにならなければいけないと思っております。この家の中には各所に風水の考え方と、職人の匠の技が結集されております。きっとご満足いただける家になっておりますので、どうぞご覧になってください。

岩津　徹征

起承転結　起（玄関）、承（宇宙空間）、転（LDK）、結（浴室、ベランダ）

各部屋の造りを変えることで、五感が感じる様々な変化が心を動かすことができます。玄関は古き時代を思い出す古民家風にし、一歩戸を開けると神秘な世界となります。これは大宇宙の根源である神を意識した造りとなるため、精神の浄化をする働きがあります。

LDKは現世を意味するもので、現代建築のノウハウが各部に取り入れてあります。浴室は免疫機能を高めるために開放感をもたらしてあります。湾曲したウッドデッキは南からの生気を室内に呼ぶ込む働きがあるとともに、癒される形状となります。


広々とした土間はどこか懐かしさを感じる	合掌造り風の玄関ホール

温故知新「古きを訪ねて新しきを知る」という考えから、玄関は合掌造り風になっています。字の如く合掌とは先祖、神に崇拝する形となり天の気を受け入れることができます。北にある玄関は五行の「水」の方位となり、「水」は「木」を生じるという五行の関係から木をふんだんに使うことで室内の気に安定をもたらすことができます。また高い天井は気が充満し、その溜まった気が家の隅々まで流れるようになります。

神橋

神社でも見られるように鳥居の前には神橋と架かってあります。これは神を通る神聖な場とされます。神を家に招く働きがあると共に、「愛の架け橋」となり家族の絆が強くなります。

まるで旅館にでも居るような気分にさせてくれる

格式の高い格天井

床の間

円形の形は大宇宙であり大陽（だいよう）を意味します。左右にあるガラスブロックから注がれる後光が神秘的な世界をつくりだし、精神を統一する力が働きます。


床の間兼仏間　神秘的な世界を創り出	北西（乾）にある書院

八卦天井

八画の形をした天井はパワースポットの働きがあります。昔から八は末広がり、魔除けの意味がり大変縁起の良い形となります。

音（各部屋に天井スピーカーを取り付け）音感、気の流れ

音は気を動かすためには欠かせないものとなります。気の流れは音と共鳴し合うため、家全体に生気が包み込むようになります。また家に足を踏み入れた瞬間から無意識の内に聞こえる音楽は住まう人の心の安定と安らぎをもたらしてくれます。


各部屋にスピーカーを設置、好きな音楽を楽しむことができる	浴室でも音楽が楽しめる

鬼門除け

京都御所にも見られように、北東（表鬼門）の一辺を窪ませることで、鬼門を封じることができます。北東は「子孫、相続」の運があり家運に好影響をもたらします。

坪庭

風水の「水」は富の象徴を意味します。川の流れをイメージした坪庭は財気を呼び込む働きがあります。

大空間のあるリビング（開放感、リビングの空間を広く見せる）

リビングは家族愛が高まる大切な場となります。狭く暗く、寒いリビングは家族愛の欠如、絆が失われるようになります。南窓から続くウッドデッキはリビングの空間をさらに広く見せる効果があります。広さと愛は比例するようになります。

扇天井

縁起もの形である扇を天井に造り、さらに五行の色にしてあります。扇は風を意味し気は風によって流れ込むという風水の考えがあります。この世の万物は五行によって成り立ちますので、その五行の色を使用することで生命場を高めることができます。

キッチンデザイン天井

キッチン部分の天井をデザイン化することで、脳に刺激をつくることができます。ほのかな間接照明の光と色彩を用いることでとやる気と安らぎを融合させてくれます。

デザイン性に優れた天井は脳を活性化させる

カウンターには吉色のリアテックを張る

桧風呂風バスルーム

壁、天井にヒノキを仕様した贅沢な造りは、ただの風呂ではなく「バスルーム」という部屋に変貌します。
「ヒノキ舞台に立つ」というように人生に光明が照らさされるようになります。またウッドデッキに直接出れるバスルームはまさに癒しの究極な場となります。外と中との温度差をつけることで体内の免疫力を高めてくれます。また限られたスペースに空間を設けることで広がりを演出してくれます。