風水コラム 第20話


溌溂颯爽(はつらつさっそう)

「水をくみ出したならば、舟は軽やかに進むであろう」というお釈迦様の言葉があります。「舟」というのは心のことであり、心の中に水がたまっていると、重苦しくて生きていくのが辛くなります。水をくみ出してしまえば、軽やかにすいすいと生きていく事ができると説いています。この心の中の水のことを、仏教では煩悩(ぼんのう)と呼んでいます。人間には百八ツの煩悩があると言われ、除夜の鐘を百八ツつくのはこの煩悩を退治するためだといいます。

数ある煩悩の中で、貪(むさぼ)りの心・怒りの心・愚痴(ぐち)の心の三つを「三毒」と呼んでいます。一番目の「貪りの心」とは、自分の好きなものに執着して、あれが欲しいこれをしたいと、欲のために心が病気になることであります。二番目の「怒りの心」は、自分の嫌いなものに対して、反発したり腹を立てたりする心をいいます。怒りの心が、どのぐらい自分自身を苦しめるかは、人と喧嘩をした時の不愉快さを思い出してみれば、よくわかると思います。怒りがこり固まって恨みとなると、かなりの重症であります。

怒りは人を損なうことが大きいのですが、反省して改めれば比較的退治しやすい煩悩と言われ、怒りの病に対しては「忍」が治療法であります。忍とはひたすら耐え忍ぶといった消極的なことではなく、気に入らないことがあっても腹を立てずに、冷静に対処できる積極的な心のことであります。

三番目の「愚痴の心」は、「道理をわきまえない愚かな心」であります。
すなわち、わがままな心のことです。愚痴の心に対しては、「道理をわきまえた明らかな知恵」が処方箋となります。道理をわきまえ道理に自分を合わせるのが、真の生き方といえます。こうした三毒に代表される心の水を、きれいにくみ出してしまった人のことを仏さまと呼び、水一滴残っていない澄みわたった青空のような心のことを仏心といいます。心の中に何もないのが心のいちばん健康な状態であり、何もない心のことを「無心」といい、無心は仏心になるのです。


第19話 徳という知恵
第21話 人間力

 
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